Smiley Moments

Tokyo - U.S.

新たな信念をディズニーイマジニアから学ぶ

長い2022年最後のブログです。
気長にお付き合いいただければ!

 

最近気に入ってルーティーンになっているのが、
ポッドキャストを聴きながら、ご飯作ったり、パンを練ったりすること。

ただ好きな曲を聴きながらするのもいいけれど、
Podcastは情報だったり、新たな知識を得られるから、一石二鳥的な感じで時間を有効利用できる気分。

コロナ禍から一気にポッドキャストの種類が増えて、
選ぶのが難しくなっているけれど、
現在聞いている私の番組一覧をお気に入りをいくつか。

 

Imagineer Podcast 
元ディズニーキャストのホスト Matthew Krulが、ディズニーランドの体験型エンタメを作るイマジニアにインタビューしたり、パークの豆知識を紹介する。
有名イマジニアが出演することが多く、
Matthewがインタビュー内容を明密に準備して、
身のあるインタビューを繰り広げる。
ありきたりの質問はしないから、たくさんのOral History (口述歴史)を聞ける。

 

Disney History Institute 
歴史家で博士号も持っているホストが、ディズニーに関するとても詳しい歴史を明確に話す。
Facebookのグループでも、メンバーが色々昔のものやビンテージアイテムをシェアしていたりして面白い。

 

Home Cooking 
ベストセラーでNetflixで映画にもなった " Salt Fat Acid Heat (日本語版)" を書いた、シェフ Samin Nosrat と ミュージシャン Hrishikesh Hirwayが送る、コメディーレベルに笑えるPodcast。
家庭料理や地元のスーパーだったり、チョーマイナーな料理の質問などを答えたりする。

 

Freakonomics Radio
ヤバい経済学として売られている、ベストセラー作家/ジャーナリストによるポッドキャスト。現代社会問題について、根掘りミクロマクロな視野で掘り下げる。
今年面白かったエピソードのいくつかのタイトルは、
・アメリカの個人主義の長所と弱点(ちなみに、個人主義が強いアメリカの猫は日本のような集団思考の強い国に比べると太っているらしいw)
・大学に行く価値はあるのか/なぜ需要があるのに大学はキャパを増やさないのか/大学は政治的だったりエリート主義なのか。
・哲学はまだ意味を現代社会にもたらしているのか。

 

Feminist Networks and the Conjuncture
USCとUPennで教えるSarah Banet-Weiser教授がホストを務め、現代の女性が直面する問題、特にアカデミアにフォーカスしてゲストと話し合う。
印象に残ってるエピソード。
親族が死んでも、同僚に言わずにポーカーフェースを保っていたという経験をシェアするホスト。
”なぜ職場で女性は助けを求めにくいか”と掘り下げたところ
女性だかららと弱く思われたくないという心理的なところもあれば、
女性は職が失う可能性が高いから。

たまたま翌日に夫が、
"家庭と過ごす時間はみんな大切にすべきとか、有給を風邪ひいたらとれば"
って感じの内容を話していて、
それって”ジェンダー、人種、仕事の地位"で
1日の有給であったって、手の伸ばしやすさが変わるよねって返答していた私でした。

 

Creating Disney Magic
ホテル業界でキャリアを積み、元ディズニーワールドのオペレーション部門で副社長(Vice President)をしていたLee Cockerell氏による、ビジネス系内容のポッドキャスト。
一話一話が短めで聴きやすい。

 

じゃあ、なぜ今日のタイトルが”新たなモットーを学ぶ"なのかというと、
先日聞いていたImagineer Podcastのエピソードがきっかけ。

今回のゲストは、Rob't Coltrin.
ディズニーレジェントど呼ばれる、ディズニー社に大きな功績を残した人に贈られる賞を受賞している方。
デザイナーやディレクター、そしてアーティストとして、
さまざまなパークの制作に関わってきた大御所。

Matthewから、最後の質問。
"どうやったら、イマジニアとして成功しますか?"

Coltrin氏:
"自分が何をしたいかわからない、
もしくは、僕みたいに君がクリエイティブな人で、今いるところが自分にそこまでフィットした感じでなかったら、
僕は元ボス(Bob Keene)の言葉を思い出すんだ。
Don't ever get good at what you don't want to do
(したくないことは、上手にならない) 
満足しないところに居続けたら、
それをずっとやり続けることになるよ。"

 

これを聞いて、じーんってしちゃって。
自分で上を目指して、行動を起こさなきゃいけないんだなって。

2022年全体、特に後期は、
駐在生活で夫を優先する生活。

確かに、振り返ってみれば大学院を卒業して、
Ph.D.受験に時間かけて、
グリーンカードも取れた。
だけれど、暇な時間が多すぎて要求不満さが止まらないこの生活。

このうやむやな気持ちを紛らわすために、
磨きをかけたのがクッキング

夫が言ってくれるように、
バラエティーも増えたし、
プレーティングも上手くなった。
天然酵母のパンも色々作れるし、
1時間でディナー3品プラス、夫のお弁当まで作れるほど、
容量良く料理もできるようになった。

でも結局のところ、
料理を食べるのは夫婦だけだし、
料理を作ったところで、気分は満たされない。
誰かがお金を払ってくれるわけでもないし、
他人が楽しむ笑顔を見れるわけでもない。

唯一もらうとしたら、
夫からの心無い感想。

ちょっと前まで、
ピーラーの後ろでじゃがいもの芽を取るの知らなかったし、
肉/野菜を切るときに今でも刃先しか使わないから、上手く切れないような人なのですが。。。

 

で、クリスマスに一年のまとめっぽい話をしてて。
夫はあれやこれや、軍のこれあれをコンプリートしたみたいな感じに上げてくる。
一方で私は、到達したものが少なすぎて、納得のいく一年には全くならなかった。

でも、夫は慰め含めて、
"料理が今年、すっごく上手くなったじゃん"って。

確かに、そうだけれど、
はって思って言ったんです。

"I don't wanna get good at things that I don't want to do forever or truely enjoy."

確かに、料理を作るのは一生することなんで、
ダイレクトな意味合いはないんですが、
主婦としての能力を磨き続けたいわけでもないし、
毎日作る料理はもう楽しむことができない。

 

 

この思考法は従業員の仕事パフォーマンスを考えるときに使う、
The Skill Will Matrix に当てはまりもするそう。

簡単に言えば、
上の表の紫色に値するモチベの高くてスキルがある人が一番仕事で使える人材。
逆に、モチベがない人はスキルがあっても発揮し切れないし、
モチベがあってもスキルがなければ使えない。
(詳しくは、【図解つき】Will/Skillマトリクスとは)

 

 

結局、
自分を満足させてくれる仕事をして、
それに見合うスキルを磨いてく人生って理想なんだよなって感じます。

 

都会育ちで、クリエイティブ/アート系な私。
買い物好きではないけれど、
ウィンドーショッピングして、
トレンド見たりインスピレーションもらうのが好き。
ダンスを見たり、踊ったり、
クリエイティブなひとと交流したり。
ときにはレストランで、
おしゃれな、自分には作れないような料理を食べて
その時を大切な人と楽しみたい。

それが全くできないど田舎海外駐在生活

本を読んだり、ドラマを見たり、
刺繍やベーキングという、
忙しく働く人から見たら、夢のような生活だけれど、
何かに向かって歩く先がなく、
ニートのような生活は心が淀みます。

 

さて今年最後のブログなので、
2022年のトップ音楽をSpotifyのまとめから。

一番たくさん聴いたのは。
日系アメリカ人シンガーソングライター Mitsuki 
Love Me More 

 

80年代を感じさせる、アップビートな音楽。
歌詞はラブソングだけれど、
希望が持てなく絶望だったり、欲望だったり、困惑。
自分の好きな人だったり物が、自分を覆いかぶさってくるような、恐怖と息降るしさ、
複雑な恋愛関係や感情が、テンポの速さから伝わってきて、
私の代わりに、踊って叫んでくれているような気分にさせてくれる曲。

アメリカでは、夏くらいに結構ヒットしていた曲。

 

第二位はFlorence + The Machine による
My Love

 

これは個人的に関係者から、シンガー本人の制作意図を少しだけ聴いてすごく気に入った曲。
ロックダウン中に使うことができなくなった、彼女の愛(歌だったり、パフォーマンスだったり).
インスピレーションの種が見つからない、
他の表現方法が見つからない、
何もなくなるような絶望感と、自由への嘆願。

第3位はLady Gagaによる
Hold My Hand 

トムクルーズ主演、トップガンの主題歌。
映画はまだ見れていないけれど、
ガガの力強い歌唱力に惹かれて。


"泣いてもいいよ、私は去らない、約束してね、私の手を握り続けると
...私は一緒に人生を歩むから、最後まで離さないから" 

強くなれとは言わずに、
弱さを受け入れて、一緒に歩いていきたいと
歩み寄ってくれるような歌詞。

 

2022年、コロナ禍での生活も、
言い方は変かもしれないけれど、安定してきて、
アメリカでは特にみんなが新たな普通を求めてきました。

自分自身、
代わる社会や生活環境に、色々ともがいたことがたくさん。
今年の曲を見てると、
きっと私は無意識にも、
私の情熱や愛はどこに行くのだろうときっと彷徨ってたんだろうなって感じました。

 

来年は、Ph.D.の結果がくるまでどうなるか、
明確なことは決められないけれど、
自分の好きなこと、パッションがあることが出来る、
そして極められる環境に進んでいきたいと思っています。

 

 

1年間、見守ってくださった皆さま
ありがとうございました。

また、来年もよろしくお願いいたします!

どうぞ、良いお年をお迎えください!