学部、大学、プログラムによって学習内容・方針は違ってくるので、
私の経験が一概に全てとはいえませんが、
今日は、少しだけメモ程度に、
文系の私が生き残っていけたreading のコツをシェア。
大学生(undergraduate)の時に多い傾向は
1冊か2冊の本を1週間に数チャプターごと進めて、
Close readingという、丁寧に内容を理解していく授業。
クイズもよくあって、
講師は生徒がしっかり読書をしたのか確認してきます。
まぁ、留学3年目くらいで大学1年生だった私は、
まだまだ、reading に苦労します。
特に、クラシック系のハムレットだと、古い英語だし読みにくい、
1人の教授は、
"本当はね、教授としては薦めるべきではないんだけれど、
本の解釈などを書いてる、いわゆるStudy Guideのwebsiteは参考になるから、
使えるものは使っちゃっていいんだよって"
どんなwebsiteなのかっていうと、
文学の要約がチャプターごとにしてあったり、
内容や抜粋した有名な文章の考察、
キャラクター構成についてわかりやすく説明しているサイト。
例えば、Hamletの場合こんな感じ。
Hamlet: Full Book Summary Quiz: Quick Quiz | SparkNotes
Hamlet Summary - Hamlet Plot | Shmoop
特に、Undergraduateで扱われる有名文学だったり、哲学、政治論、歴史書はよく載っていて、
テスト前に復習したり、複雑なIdeaを理解するのを助けてくれる。
でも、間違ってはいけないのは、
このStudy Guideは本の取り替えになることはない。
内容の奥深いところを理解するには、
しっかりと読み進める必要があります。
で、私は使ったのかっていうと、大活用しましたw
時間勝負のところもあるし、効率を上げるには必要でした。
あ、留学生とかだけじゃなくて、普通にネイティブも使ってます。
あとは、個人的に難しい理論とかを読む前に、
YouTubeとかで、visual aids (視覚資料)を使って理解していました。
例えばこんなの。
個人的に、ビジュアルがあると、困惑しやすい内容でも取りくみやすくなる。
でも、大学院レベルになると、クラスの内容も変わってきます。
今までは、知識を蓄えるで終わっていたのが、
知識を応用して、自分の意見を作り出すのが重要視されるのが大学院。
基本的に、クイズとかはなくなります。
スタンスとしては、
別に読まなくてもいいけれど、読まないとエッセイもアサインメントもできないよ的なw
3クラスもとっていると、
多い場合、3冊プラス論文何本かくらいの量を1週間に本を読み切る必要があっったりします。
はっきり言って、みんな一文一文読み解いてるのかっていうと、NOです。
私のアドバイザー兼尊敬する教授のDr. Cによれば、
"課題読書が全ての生徒の興味やスタイルに合うとは限らないと理解してるし、
全ての内容を細かく理解して欲しいわけではない。
僕のTeaching styleからいえば、
たくさんのアイディアと作品に触れてほしい。
そこから、自分の興味のある部分を見つけられた、探求できたら嬉しい"って。
Dr. Cの課題図書/writing アサインメントは膨大でした。
いくつかの生徒は途中で怯えて消えてくほど。
1週間に少なくとも一冊、加えて論文とか他の本の抜粋がいくつかと、
800 wordsのショートリスポンスを書いて、
300words くらいのディスカッションポストの返信を2つ。
それと並行して、ドキュメンタリー見たり、リサーチペーパーの提案を書いたり、リサーチしたり。
じゃあどうするのかっていうと、
スキミングと内容のポイントをバランスよくしていくこと。
基本的に、
Introduction chapterは読み切って、
著者のIntention や writing styleを理解して、心構えw
ここで、分からなかった英単語や専門用語は基本的に調べる。
全てのチャプターで最初の数ページ読めば、
大体、何が詳しくこのチャプターで議論されているかがわかる。
そこで興味を持てれば、そこそこ丁寧に読む。
他のチャプターで興味が薄ければ、基本的にスキミング。
もしくは、週ごとにくるお題に沿った部分をメインに読み進めていく。
目標や目当てのテーマを無しに読んでいくと、
どこにフォーカスすれば良いのかわからなくて、意外と大変。
分からない単語は全て調べてたらキリがないので、
最初の数ページかまとめの時に使われてる単語、
あとはケースバイケース。
スキミングも基本的に慣れだと思います。
あと、読み終わった後に、学者が書いてるbook reviewなどを
ライブラリーで探して、読んで、自分の視野を広げる。
そして、いざエッセイだったり、課題を書き始める。
基本的に、私は本を買わない派です。
じゃあどこで、読んでいるかっていうと、
1. 大学のオンラインライブラリーで、本をダウンロードするか、借りる。
2. Scribe という、いわばKindle unlimited のような月額制の読み放題サービスで読む。
3. Libbyという、無料公共図書館のアプリで本を借りる。
この3つの手で欲しい本が見つからなかった確率は、基本的に25%くらいかな。
この場合、
すぐに欲しい場合は電子書籍でレンタルか購入。
急いでない場合は、中古をebey などで探して購入します。
特に、文系の学生の場合はたくさん本を読まなくてはいけないので、
このような手で節約をしていました。
読みにおいて、電子書籍が便利な理由は、
単語がすぐに調べられる、
マーキングとメモ書きの自由さが大きい/消せる、
検索がかけられる、
スキミングがとても楽。
というところでしょう。
論文を書くときは、この検索機能がとても役立ったりします。
でも、やっぱり、趣味の本などをじっくり読みたいときは、紙の本が良いですよね。
ここ最近は、FeminismだったりMediaの理論、歴史系の本ばかり読んでいます。
Ph.D.受験のEssayに少しでも役立てれば良いなーって。
ちなみに来週から日本です!
楽しみ〜。
ではまた!