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Tokyo - U.S.

米国で不妊治療ー最終回

あっという間に、
不妊治療のために専門病院にかかり始めて4ヶ月以上が立ちました。

1個目の記事では不妊治療に至った経緯を書き↓

二つ目の記事では、どういう風に治療をしてるのか/保険について書きました↓

さて今回のタイミング療法。
大体の人の生理周期って4週なんですが6週以上の私。
卵胞はなかなか育たず、
スクリーニングで2週間で4回も採血するという笑

そして、その2週間の間に、
ポートランドに親戚の結婚式で飛ばなきゃいけず、
排卵のタイミングを逃す逃さないってストレスフルな時期を過ごし。
さらには、私は大反対していたのに、
オットの大家族とAirbnbで大きな家をシェアして、
見事に1人コロナを持ってきて、
旅行後に家族の4割がコロナ/風邪を引くという。
その1人が私。

旅行から帰ってきて採血検査して、
運よく排卵誘発の注射(オビドレル)を自己注射できるタイミングになったのに、
喉が痛い。
自己注射後の3日目には高熱になる不運で。

ナースに幾つかの薬は避けるように言われ。
漢方も飲むけれど、
ネットで調べてみたら妊活中に服用の良い悪いが書かれていて、
念のため避けたり。。。

1週間経ったら味覚がなくなり、
完全に3日間は食べても味がしない。

唯一、ほぼ味がわかった食べ物は、
永谷園のお茶漬けwww 

母が以前送ってくれていて、
お昼と夜はそれをかけて食べていました笑

まぁここまできて、内心ズタボロw 
お酒もカフェインも減らして、
体調も管理も心がけてきたのに、
タイミングが悪く色々なことが重なる。

自己注射が終わった後はずっと黄体ホルモンの薬を服用。
14日経っても生理はこず、妊娠検査薬もネガティブ
どういうことかなって調べてみたら、
生理は黄体ホルモンが取るのをやめない限り来ないらしく、
あー、だめだったんだーって内心思っていましたが、
ナースには、血液検査する日になるまでとってと言われ。

自己注射から17日後の血液検査結果はネガティブ
残念ながらご縁はありませんでした。

 

じゃあなぜ今回が最終回なのかというと、
これにて妊活/不妊治療の第一章にピリオドを打つからです。

昨年の9月から妊活始めるために、
婦人科にかかりホルモン治療を始めた私。

この一年、
オットとIKEAに行って"こんな赤ちゃんのもの買うんだねー"とか、
"ディズニークルーズで"子供と行ったらまた楽しいだろうねー"とか。
妊娠/出産に関して色々な動画見たり、
本はこういうの読むのかーって色々と夢膨らませてみました。

しかし、実際に不妊治療って心身ともに大変なんだなって。
たった2回のタイミング法しかしてないじゃんって思うかもしれませんが、
結構私にはインテンシブでした。

何回もオフィスに行って血液検査と超音波検査。
腕にはアザが出来すぎて、
ナースにも、どこから取るかって苦笑いされる感じw 
案外このアザって2週間くらい治らないんですよ。

一時は急にアレルギー反応らしきもので腕に蕁麻疹まで出てきてしまい、
夫に何が起こったの?!ってパニック起こしてました笑

でもって、トリガーショットが来るタイミングがわからないから、
ハラハラドキドキする毎日。
そして、打ったら打ったで、
寝てる時にすごい汗をかき、悪夢にうなされる毎日。

子供が欲しいという希望の側、
心身ともに不安も一緒に膨らんで。

もし妊娠したらこの私が健康な子を産めるのかな、
今いるメリーランドで子育て始めたいのかな、
転勤族で安定したコミュニティーが当分持てないのはどうかなっとか。

子育てするとなると金銭面での優先順位も変わってくること。
私のキャリアも当分は持てないことになるよなっても。

一方で、
若く結婚して仕事もしていな私は、
他人から"子供は持ってるの?考えてるの?"
っていう質問を何度も聞かれていて、
社会的プレッシャーも感じて、
"母になってアイデンティティーを確立しよう"って思っていたことも感じました。

逆に、会話のはじめとか、自己紹介の一部で
子供がいるかいないか聞くのって
妊活/不妊治療している人にはインセンスティブだよなって感じたり。

欲しくても持てない人、
いろんな理由で自分で妊娠はしたくない人、
過去に悲しい経験があって避けてる人。

社会が定義する"普通"って
案外、普通じゃなかったりするんですよね。

 

分かっていたことではあったけれど、
自分が不妊治療を始めてから、
改めて現実的に物事を見て、
オットと何度も会議をした結果、
オットのミリタリー関係が落ち着くまでは
妊活/不妊治療は当分お休みしようと。

子なし夫婦でたくさん動物保護するのも良いかもしれないし、
もし子供がいつか欲しくなったら、
アダプションだって考えられる。

歳を重ねて経験増やして、
その時になったらまた話し合いします。

 

"諦めるの早くない?"
"まだ若いし、チャンスはあるよ"
"他の病院当たってみたら"っていう反応が来るのはあったりまえだと思いますし、
ごもっともーってもなります。
だけど、
心身ともに疲れたっていうのが率直な感想。

同時に、IUIやIVFの治療をしている方、
とっても大変なんだ、強いなって新たなリスペクトも生まれました。

 

 

じゃあ、これから何するんだっていう話なんですが...
大学院に戻ろうかなって思っています。
(全く違った極端なこと考えるのは、私の特技ですw) 

毎日通える距離じゃないんですが、NYにも近いので、
もう一回、エンタメやメディア系でキャリアを作りたいって。

歳とった、経験少ない、時間無駄したなって思うことはたくさんあるんですが、
まだ20代で、リトライするなら遅くないかなって。

 

昨日の夜に行われたD23 (ディズニー最大のエキスポ)で
私のアイドルでもあり、アメリカに飛ぼうと思った原点でもある
Miley Cyrusがディズニーレジェントという、
ディズニーに最も功績を残した人がもらう、
エミーとかオスカーのような特別な賞を最年少で受賞しました。

その時の簡略スピーチがこちら↓

Legends get scared too /偉大な人(ディズニーレジェンド)だって怖くなる
I'm scared right now /私だって今、怯えてるし
....
It's legendary to be afraid and do it anyway /怯えることは有名だけど、(レジェンドは)それでもとにかくやる
There is no such thing as failrue when you try /挑戦したなら失敗ってものはない
The way you win is to try /挑戦するのが(ゴールを)獲得する方法だよ。 

 

挑戦して、経験から学ぶ。
人生の醍醐味なのかもしれませんね。

新たにアラサーになってまで、
学問の道に戻るのは少し躊躇するけれど、
とりあえず、挑戦が大切なのかもしれない。

 

アートやクリエイティブなことがなくて、
友達も家族、アジア人すらほぼいない地に住んで、
ミリタリーが中心となる生活。

 

だけれど、
これから少し、
自分の夢や幸せと感じることを大切にしたいって思います。

 

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