Smiley Moments

Tokyo - U.S.

アメリカ院生、夏の総まとめ。

最近は勉強に追われてるのですが、
兄の赤ちゃんが家を訪ねてきました。
が、はっきり言って Uncomfortableでした。

乳飲児を一回も会ったことにないし抱いたこともない私。
赤ちゃんが泣き始めた時に、姉からパスされて、
周りは泣くーって言ってるし、
母上が、こうすればと言ってくるけれど、
抱き方レクチャー0で何をしろと言われてもわからんし。

あ、
もう無理って思った次第でした。

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この記事に書いたように、
新たな家族を持つことにとって結構私はセンシティブに感じていました。
鬱の人の脳内構造って誰にもわからないから
これ読んで、何言ってんのこの人、クレイジーって思われてもしょうがないけれど、
とにかく、精神的に労力が必要だったのに、こんなturn outで
もう当分赤ちゃん抱きたくない、むしろ将来子供いらないかなって。

兄上からは、今さら誕生日/結婚祝いで箸のセット。
女性はいっつも赤の商品っていう概念が特に嫌。

最近、
日本での治療報告書みたいなの追加で欲しいと米軍の方から言われてて、
医者の兄に聞いたら、昔の手術のしたとこいけと。
私の家から2時間くらいしたところで、
手術してくれた主治医はとっくのとーに退職。
調べたら、報告書もらうにすら3週間くらいかかるとかで(私の個人情報なのにね)。

もういいいいいいーーー

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いっそもう、側弯であること書いたのが間違いだったなって感じました。
なんでしょね。
軍ではたらい回しにされる上に、
日本では、欲しいものが簡単に手に入れられない。
障がいって本当になんですよね。

話は変わってーーー。

夏学期もチャレンジングなクラスだったのですが、
大学院のファイナルペーパーで書いてたことが、
消費社会とディズニープリンセスの身体について。
あ、これちなみに、満点いただいたので、学会発表を目指して提出することとしました!

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フェミニズムのムーブメントにそって、ディズニーは力強い女の子像を現在は描いているけれど、
プリンセスの身体はバービーサイズで、変わってない。
女性の身体をまだモノとして扱っていて、
消費社会の中でそれを美化して、もので手に入れられるモノだと促進している。
っていう内容を色々なジェンダー系で有名な哲学者、Judith Butler をベースにまずは書いていく。
彼女は、ジェンダーはperformative(演じられるもの)、行動でジェンダが構成されていくと提唱。
彼女の哲学書を読むのはちょーーーーむずくて、泣きそうになってた。

知らない人もいないってくらい有名なフランス人の哲学者 Michel Foucault (フーコー)。
パノプティコンっていうのはとても興味深い理論で。
監視される人は実際には特定できないけれど、
逆にその環境が自分自身を監視して、
社会の規律に従順していくっていうこと。

あとは、
個人的に気に入っている、Jean Baudrillard というこれまたフランス人哲学者を持ってきたり。
彼は、ディズニーランドのようなシミュレーションの環境をハイパーリアリティーと呼び、
現実と非現実がわからなくなるという。
例えば、
安いオレンジジュースは、
オレンジがほぼ入っていないし、人工的に作り出された味のオレンジなのに、
それを人は"オレンジ"って考える。
シミュラクラ現象というものに惑わされてるなどなど。

哲学を現社会に適応させて書いていくのはチャレンジでしたが、
とても満足できるペーパーになりました。
根っからのディズニー好きがディズニーをディスっていましたふふふ。

Midtermに書いたペーパー
"エンゲージメントリングは、根にある男尊女卑もアイディアを隠して、消費社会が促進している、美化してる"っていうのは、
プロフェッサーから、
”面白い!すっごく好きだわ〜!”って返信をもらい。

成績は、A+(98-100%)をいただけました!
ま、GPAは4でA(97-94%)と変わらないのですが、見栄えがおしゃれになるし
嬉しいですね!

もう一つのクラスは、
以前も受けた先生で、配点が結構厳しいので、
Aに終わってしましました。

最後に書いたペーパーは、アメリカでのAsian Foodsの構成について。
人種についてのクラスだったので、
歴史的背景、社会的圧力、コロナなど、色々盛り込んで作りました。
これも、一つ学会発表のために提出しました。

 

秋学期が3クラス。
死にそうになってます。

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メディアとジェンダについてのクラスは
慣れている先生だし、一番私の経験の多いクラスなので、そこまでストレスがなし。
でも、油断は禁物。
(すごくコンサバの生徒が、いちゃもんをいちいち付けてきていて白目だったり)。

黒人クィアの歴史は瀕死レベル。
(Queer/クィアは昔は、差別用語でしたが現在は、性的マイノリティーの総称) 
リーディングベースで行われているので、
半端ない読む数が多いのに、歴史書/論文なので時間がかかる。
そして、週ごとのディスカッションの質問がちょーーーーーーむずい。

そして最後は、文系のデータ分析やコンピューティングのクラス。
その名も、Digital Humanities(簡単な解説リンク) って言うんですが、
倫理や歴史を学ぶところから始まり、
莫大な量なリーディングと情報量で脳内がパンク状態。
PhDの生徒がやっていて、
やる気満々なのはいいけれど、
宿題もアサインメントも多くて、ああああああ。

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そうだそうだ!
Fellowship を少しだけれど、今学期いただきました!
こういった少し嬉しいことがあると、
やる気になりますね!!!

基本最近は、教えも減らして、机に毎日少なくとも5時間くらいは座って、
読んで、書いて、調べての無限ループです!

 

そうそう!
パラリンピックの閉会式もしっかりチェックしました!
御涙頂戴でなくて、
枠にハマらないで輝いている姿を大切にして
感動を届けてくれた素敵なパフォーマンスでした。
パラの方が、全然多様性を理解していたし、
構成も内容もすごく良かったと。

そして、パリも楽しみにさせてくれるような動画を流していましたね。


では、また!

笑顔にあふれた誕生日

さてさて、先日は私の誕生日で、
幸いにも学校が始まる1週間前であったので
自由に夏休み満喫すると同時にお祝いで色々しました。

まず、お銀座!

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初めて、カウンターで懐石料理を食べに行きました!
ちなみに、LAから帰ってくるまでの6年間くらいは基本ベジタリアンだったのですが、
J氏に合わせたり、日本でベジタリアンの食事が見つかりにくかったりで、
今はゆるベジな感じなのですが、
今回のお食事は完全菜食でした!

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板前さんが全員女性で、
かっこよく、輝いている方々を前に
美味しい料理を堪能しました!!!
松茸たっぷりだったーーーー。

で、数日後には、姉と品川プリンスホテルに泊まって、
ナイトプール。
LAにいたときはプールがアパートにあったので毎日入れてたけれど、
日本だと、コロナもあるしで、なかなか入る機会がなくて、
じゃあ、泊まりがけで行こうと。
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そびえ立つのは、パッケージについてきたフルーツタワー。
パイナップルまるまる一個に、
さまざまなフルーツが刺してあってw 

姉とは夜な夜な飲んで語って、
ま、姉妹の女子会を楽しみました。

そして、誕生日当日は、
AMAN Tokyoアフタヌーンティー。

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なんで誕生日プレートが二つあるかというと、
母と一緒の誕生日なんです。
時代を超えた双子なんですw 

いやー、どれもケーキが美味しいこと。
夏祭りをテーマとしていて、
観ても食べても楽しめる、贅沢なひとときでした。

ちなみに、母と誕生日、それも日本で過ごしたのは
おおよそ8年ぶりくらいです!!!

でもって、
J氏からの誕生日プレゼント。

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実はJ氏、
勇気を出して母上に、サプライズをしたいとメッセージをFBで送っていて、
本来だったら誕生日前日に着くはずだったという。
でも、宅配が遅れて、J氏も母もあたふた。
頼んだ会社の電話にも繋がらない。
ギフトが届かないから、J氏が私にサプライズを告白w 
もしかしたら、オンライン詐欺疑惑も出ていたのですが、
嬉しくも、アフタヌーンティーから帰ってきた誕生日当日に
佐川のおじさんが届けてくれました!

薔薇と
日本語にするとキザイセリフが書かれたカードをもらい、
笑顔が止りませんでした。(のろけ)

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このブログに多く、J氏の愚痴も書いていますが(おいっ),
大切に思ってくれる人がいること、巡り会えたことに本当に感謝です

あ、ちなみに、J氏は
私が元々誕プレでリクエストしていたダイソンの掃除機は韓国で待っているよって言っていましたw
あ、そうそう、
遠距離前に、JHUのパーカーもくれてたんですよね。
プレゼントいらないって言ってるからか、
逆に色々とギフトくれました。

 

沢山のメッセージも友達や親戚の方々からいただき、
私のサポートシステム、見守ってくれてる人が、
自分が思っている以上に大きくて、掛け替えのないものだなって思いました。

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久しぶりに、1人でない誕生日。
LAだったら、ダンスいって、ビーチ行ってと、好きな事で埋めていたけれど、
こんな風に、人の愛を感じられる誕生日は今までになかったと思います。

日本に帰ってきてよかったなって多分、純粋に思えた瞬間でした。

 

ちなみに、9/4は亡き父の誕生日であり
ディズニーシーの開園日。
ディズニーシーは父が亡くなった年にオープンしたので、
パークが歳を取るだけ、
父の存在を感じて私が進歩を続けてるのだとも感じます。

ディズニーシーが掲げる
Where adventure and imagination set sail 
日本語では、冒険とイマジネーションの海と言われているけれど、
直訳すると、冒険とイマジネーションが航海に出るところ。
海が好きだった父や、そんな人生送ってきたいなって思わせてくれるTDSの存在でした。

5周年の時に流れていた曲。
Sea of dreams. 
とってもお気に入りの曲です。

素直に笑うその時だけ、心の扉が開く。
Sea of dreams, sea of wonder, sea of dreams. 
夢は素直に笑う時にわかるもの

涙は素直に笑うために流すもの

Sea of dreams 
夢は、素直に笑うために描くもの
Sailing free on a sea of dreams

 

Twitterのフォロワーさんが息子さんの命日に、
Zoomが天国ともできたらいいのに
ってツイートしてる方がいて、
そうだなー、
天国まで、私たちの笑顔が伝わってればいいなーって。

あ、ちなみに、母と私は、父の代わりに好きだったというモンブラン食べておきましたw 
父、おめでとう!

 

そして、義父と義母に誕生日カード書きました。
なんていうのか、私の手から口から、FATHER っていうのが出てくるのが不思議です。
ま、書いてもfather in lawですが、慣れてないので異次元な言葉です。

これ、昔流れていた、ディズニーのCM.
40秒程度なのに、心温まるのでぜひ観てみてください!

 

さて、大学院の新学期が始まりました。
3クラス受けていますが、
はっきり言って、死にそうです。

莫大なリーディングの量(1つのクラスにつき、1週間に本が2冊に論文5個と映画1個)
終わらないアサインメントの数、
そして、回答困難な週ごとの難題に挑戦していっています。

うぁーーーーベンキョしてるーーーーーって叫びながら、
仕事とバレエ行ってる以外は
パソコンとお友達です。

また、詳しくは書きますね。

では、また!!!

 

米軍病院での悪夢。

初めて行ってみた米軍病院で、渡航用の健康診断。

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軍のスポンサー(Command sponcership)が私が韓国に行くのに必要なのですが、
健康診断的なのが必要だったのです。

追加で、
私は背骨に障がい持っていたり、
メンタルヘルスにも関しても取り組んでるんで、
Exceptional family member programに入った方がいいかとも言ってきたJ氏。

EFMPっていうのは、
身体やメンタルヘルスのディスアビリティーの人が
渡航先の基地でしっかりとケアが受けられるようにしておくシステム。
だから逆にいえば、
すっごい難病を持っていると、このcommand sponcershipが取れなかったりする。

ま、そんなこともあり、
電話ではスクリーニングがむずいと言われて、
はるばる、
基地の病院に初めて1人で歩いて行ってきましたw

いやぁこれが悪夢でして。

まず、予約したのに、予定が押してるからと、30分待たされる。
そして、ソルジャー(ナースみたいな役割)が、
基本的な問診してくる。

そして現れた女医(オフィサー) 
まさにこんな感じの態度で現れる↓

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ちなみに、医者でも迷彩きてます。

で、まず言って来たこと
"So, are you from Korea?" 

私、目がパチクリで。
え、もう何から始まってるのか理解不能。
ここ日本だし、私の名前見たらわかるよね? 

第一、エスニシティーを確認する必要があるのかが謎。
聞くんだったら、第一に患者の名前ぐらい見てみたら???

確かに、アジア人みんないっしょに見えるよ。
LAにいて間違えられるのはよくあるし、
別に、そこまで気にならないけれど。
でも今は場合が違うし、意味深な質問にこっちが動揺。

 

色々私が長い問診票に書いてることを再び聞いてくる。
そして、彼女が知らないクスリだったりすると
"What's that (HUH)?" 的な態度で逆ギレレベルで聞いてくる。
いや、もうすでに丁寧に、名前も理由も書いてありますよ。
ソルジャーにも追加で言ってありますよ。

メンタルヘルスについても聞いてくるけれど、
"I'm not judging you, so tell me" (ジャッジしてないから、話して)
ってぶっきらぼうに言われると、
センスティブなトピックだし言葉が喉に詰まるし、ちょーーーー話にくい。

そして、話を聞こうともしてないから、一方通行の彼女の言い方に解釈される。

側弯についても今はほとんど検診に行っていないのに、
”んーじゃあ、3ヶ月に一回行って、もし悪化したら手術考える方向で"って
いかにも、手術していない側湾患者みたいな診断結果を書かれる。
ちなみに、彼女、レントゲンも私の背骨にも触れていない。
失礼にも程があるけれど、
もうここの段階まできてると、
私は困惑と動揺で脳内ローディング状況。

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こんな診断されるんだったら、
電話でもよかったじゃん、
なんで、こんなに雑に、鬱陶しい患者みたいに対応されるのか、
ショックもあって、お昼もまともに喉に通らず、
仕事場まで、ぼんやりと帰って来ました。

 

側弯やメンタルヘルスについては、
沢山の涙と汗をかいてきた。
私のメディカルヒストリーを語ることは、
過去を遡ることなので、メンタル的に相当な力が必要です。

 

家に帰ったら、ちょうど兄上も帰る時で赤ちゃんもいたけれど、
会ってみる気にもさらさらなれず、
部屋にこもって号泣。
病院嫌いな私が1人でわざわざ行ったのに
こんなふうに医者に扱われること、
もう、人格否定されているようにも感じて。


J氏にも一応報告。
彼も仕事から帰って来てたのでFacetime。
1人で物事に終止符を打とう思っていたし、
語るともっと自分が情けなくなるので、
あまり話さなかった私。
でも、
逆に煮え切らないJ氏が私が話してくれないと、
”I can't help my help"(僕の助けも手伝えない)って言って来て。

ま、その後語って。
軍であっても患者を対応する態度じゃないし、
その医者は明らかに準備不足。
そして、患者がそんな風に感じて帰ってくるべきじゃない。
患者のフィードバックを送れと言われました。

もし、スタッフがフィードバックの宛名とかが分からなかったら、
僕の力でなんとか君の経験を語るし、
君の言ってることは、韓国の医者にも君のケースが回って来たときに話せたら話す。

"もう二度と軍の病院に行かん"って嘆く私に
"僕がついてけば、絶対にそんな対応は出来ないから、幽霊みたいに後ろに次は立ってるよ"って
結局はランクで対応と人生が変わっていく世界だよなってw 

 

夜中に、今度メンタルが落ち着いてるときに会おうと軽く兄(外科医)にラインを落とす。

”世の中理不尽なことばかりだから、切り捨てることは大切だよー
リフレッシュしなーって"

兄には詳細言っていないし、彼の知っている日本の医療システムとも違うけれど、
あーあ、こんな良い医者に当たってたらよかったのにと、感じましたw 

翌日。
フィードバックのリンクもらって、文句を書こうとむしろ彼が描く気満々。
ぶちぶちいいながらも、私は数行の文句をかいて、
下見したいと言っているJ氏に見せたら、
15分後に、私の四倍くらいの量に編集して返して来ましたっっw

私のことを書いてるのに、私のことなんかめっちゃ理解して、
それも的確に誇張することもなく書けてて、

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そして私には、
"英語も悪くないし、文章力も結構あるよ。でもさ、もっと的確に言ってこないと、
返信もらえたり、真剣に取り扱ってもらいない"
ってダメ出しして来ましたw  

ま、相当メンタルがズタボロなっていた私に、相当心配したのかもしれませんね。
私を思ってくれる人がいるのはありがたい頃です。

 

誕生日についてだったり、全学期のこと書きたいんですが、
今日から新学期となり、バタバタしそうなので、
ぼちぼち、時系列が微妙になるかもだけれど、更新は続けていこうと思います〜。

最後に、パラリンピックの開会式、とってもよかったです!!!

閉会式も見逃せない!

 

ではまた!!