Smiley Moments

Tokyo - U.S.

プライドマンス!

 

f:id:lavinla:20200629070741j:plain明日で6月も終わり、今日はLAではお祭りレベルにお祝いするPride Month、LGBTQ+ について書こうかと。

 

LGBTQ+ とは、

Lesbian (レズビアン:女性同士)
Gay (ゲイ: 男性同士)
Bisexual (バイ: 両性を愛する)
Transgender (トランスジェンダ: 性別と性自認が一致しない)
Queer/Questioning (クィア: 性的認識や思考を定めていない、人間としてみる)
+ (プラス:他のセクシュアリティ)

 

毎年、6月はLGBTQ+のお祭りでプライドマンスとして知られ、認識を高めたりする運動や政治活動が多くみられます。
アメリカでも特にLAはLGBTQ+に対してフレンドリーで、カミングアウトしてる人が多い。
男性のダンサーはみんなゲイだとジョークになるほど笑
レズ、ゲイ、バイ、トランスジェンダの友達が数多くいるし、私ももちろんサポートもしてます。
West Hollywoodで行われるプライドパレードは世界で初めて行われたもので、歴史が一番長いもの。

f:id:lavinla:20200629071310j:plain

みんなコスチュームを着て練り歩くのは、毎年恒例でlgbtq+関わらずみんな多く参加してます。
ちなみに、West Hollywood はゲイタウンとしても知られていて、住んでる人の45%がLBGTQコミュニティー。

 

レインボーフラッグがトレードマークで、ソーシェアルメディアでよく見かける理由。

一番よく見かける、6色のレインボーにも意味があって、

f:id:lavinla:20200629070456g:plain

Life 命
Healing 癒し
Sunlight 太陽
Nature 自然
Harmony ハーモニー
Spirit 心

ピンクがないのは当時、大量生産が難しかったから。
ターコイズは、ハーヴェイ・ミルクが暗殺されたと、旗を持ってマーチする際に3つのグループに分かれたため、旗を2色ずつと分けたかったから。

公共の建物や大学では、All Gender Restroom と誰でも入れるトイレがあるし、性別選択にもWoman/Man/Other/Prefer not to sayなどと、ここ数年で一気に増えてきた。
Pronounce/代名詞で、sheでもheでもない、Theyを使う人もいて、自分がどう呼んで欲しいか、メールの最後とかプロフィールの書いてる人もいる。
2015年には同性婚が連邦レベルで合法化。
今年は、大統領候補にもゲイの候補者がいた。
さらに今月、LGBTQ+であるから解雇するのが禁止されるよう、連邦が職場での差別を違法とするように判決をした。 

一方、トランプ大統領はトランスジェンダーの軍隊入団を禁止したり、医療での保護規定を廃止すると逆走。

 私がこのアメリカでの長い歴史を知ったのは、アメリカの政治を一般教養で取ったとき。もう、4年くらい前。

MILK”という、ハーヴェイ・ミルクの活動を描いたドキュメンタリーが初め。(一切、飲み物のミルクとは関係ないよ)。

f:id:lavinla:20200629070140j:plain

ミルクは、3回目の立候補で、ようやく市会議員に当選し、 アメリカ初、ゲイで公職者となった人。
エイズが蔓延していたこともあり、LGBTQ+に差別と偏見が強かった70-80年代に、彼は人権のためにサンフランシスコのカストロ地区を中心に勇気のある行動をしていた。
残念ながら暗殺されてしまうが、暗殺されるのを予知していて、ビデオテープで希望に溢れる主張を残してた。
とてもパワフルなドキュメンタリー映画で、なぜ彼がヒーロー的存在になってる、アメリカでの歴史も理解できる映画。

 

 

 

SNSやカミングアウトをしている有名人も多い影響もあり、、若い世代の方が理解も高いと統計では出ている。
去年、みんなのアイドル、テイラースイフト はプライドムーブメンをテーマとした曲とMVを作ってて、私の好きなLGBTQ+の有名人や
知ってるダンサーも出て、さらにアンチLGBTQ+を皮肉っていて気持ちい。


アメリカのドラマや映画にはゲイやレズビアンのキャラクターも普通に出てくる。
あの、お堅いディズニーチャンネルのドラマでされ、ゲイのキャラクターを作ってきた。

HULUで今月配信されたLove, Victor はゲイだけれどカミングアウトに悩む男の子のお話で、coming-of-age (思春期)の不安と挑戦が交わる複雑なティーンの気持ちを描いてるいいドラマシリーズだった。

性的嗜好にかかわらず、他人のチョイスをリスペクトして、彼らが社会で同じように笑顔が作れるようになってほしい。
第一、誰かを愛せるって素敵なことだと思うから。
アメリカは、多くのトランプサポーターの保守派はクリスチャンであり、宗教的概念が強く、LGBTQ+に対して反対意見が多い。
ただ、Separation of church and state (政教分離) は重要。
信者には、倫理が聖書になるのかもしれないけれど、宗教の自由があるのだから、キリスト教のみを国家のベースとするのは矛盾してくるし、倫理的意見のまえに、宗教をもってくるのはどうかと私は感じたり。

ちなみに、”私、女性が好きになるかもだし、男性が好きになるかもだよ”って聞いたら、”いいんじゃない"って超オープンマインドな返してくるようなシングルマザーの元で育ったので、こんなにもリベラルに考えられるのかもですがw

 
日本では多くのオネエ系芸能人が、ゲイ/レズなどとは発言せず(暗黙の了解のようにできない環境だと思う)、個性的キャラとしてグレーゾーンで活躍してる。
彼らの活躍は素敵だと思うけれど、立たされているポジションは、LGBTQ+にステレオタイプを押し付けてしまうとも思う。

日本は同性婚が認められてないけれど、私の育った渋谷区はいち早く結婚に相当する関係を認める証明書を2015年に発行した。yay! 
法律を変えるにはもっと理解も必要だしまだまだ月日が必要だと思う。でも、少しずつ変わる世界を応援してきたい。

では最後に、私のお気に入りの曲、映画グレイテストショーマンから This is me をどぞ。

   

にほんブログ村 海外生活ブログへ にほんブログ村 海外生活ブログ 海外留学(アメリカ・カナダ)へ