Smiley Moments

Tokyo - U.S.

超人気作家、ジョングリーン

Young Adult Novelとは、ティーンから大学生くらいまでの若者が主人公のジャンル。
実際に、読者の半分くらいが大人とは言われてるので、すっごい優しい英語で書いてあるわけではないけれど、比較的ティーンが読みやすい現代語/分かりやすい英語で書かれてることが多いかな。

f:id:lavinla:20200728235219j:plainYoung Adultのベストセラー作家で知らない人がいないのがJohn Green
彼の各作品の多くは、すでに映画化/ドラマ化されていて、ファンがたくさん。
彼の文章は、YA小説では飛び抜けて、とても綺麗。
いろんな箇所で、マーカーを引きたくなる感じ。


兄弟でYouTubeでも成功していてブログチャンネルには3.31 ミリオンを超えるサブスクライバーがいる。
また、姉妹チャンネルのCrash Courseは、歴史、化学、文芸作品について授業していて、とっても便利。
実際に、簡単に哲学や文芸の動画は、大学で難しい本読む前の導入や、歴史を簡単に理解したいとき見たりもしたw
 

代表作

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The Fault in Our Stars (きっと星のせいじゃない)

★★★★★

 
話自体はお涙ちょうだい系に思われがちな、ガン患者のティーンの話だから、好き嫌いがあるとは思う。
だけれど、これは本の評価サイト、Goodreadsでも4.21と高評価を得ているほど人気。

本で泣いたことない私がすっごく泣いた初めての本で、私的には一番いい彼の作品。
2015年に映画化されたけれど、これは本を読むのがおすすめ。

シンプルだけれど、ユーモアが面白く、笑えるシーンがあるのも良いところ。
暗闇を走り続ける強さだったり、人間性、恋愛、希望を持つこと、ティーンの純粋さ、
そして、病人として見られたくない側と周りの病人に対する思いが詰まってた。
これほどまで、喜怒哀楽を味わえる本ってなかなか出会えないと思う。



好きだった一文,  
"My thoughts are stars I can't fathom into constellations" 
ー 僕の考えは、星座にハマらない星のようなんだ

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下の3作品は、似たようなJohn Greenの物語法則。
ヘタレ男子は、いつも手に届かない物を追っていて、自分探しをしてる。
相手のキャラ(女の子)は、ミステリーで、おてんばというか、現実から離れた行動をとる。

An Abundance of Katherines

f:id:lavinla:20200624024254j:plain★☆☆☆☆
これは日本語では売られていないみたいだけれど、4年くらい前に初めて読んだGreenの作品。

あらすじ
天才児のColinはKatherine っていう女の子しか好きにならず、19回もすでにふられている。
恋愛にも、数学の公式を当てはめている男の子。

大学入学前の夏に、KatherineではなくLindseyに出会い、最終的には付き合うことになり、愛は公式で見つからないって言ってる。

印象は、つっまんない。

確かに、ロマンスとかフレンドシップって公式があるわけじゃないっていうのは理解できる。
でも、人生にまず19人のKatherine って出会わないでしょって。

同じ苗字の人だってなかなかそんなに数あるわけないし。

あ、でも、私がフレッシュマンだった時、私の専攻に四人もヘイリーがいて、Freshman Haileyとか Haley Bとか呼ばれてたな笑
スペルが若干違ったぽいけれど、音は一緒だから慣れるまでは紛らわしかったw 

 

Looking for Alaska アラスカを追いかけて
★★☆☆


これはHulu限定のドラマシリーズになったので見た作品。
シャイな高校生Milesは寮生活を始める。
頭脳派グループの一人、Alaska(ヒロイン)は不思議な魅力でMilesを引き付ける。
彼らは学生生活と共に、色々な思い出(タバコ吸ったり、アルコールを潜めたり)を作ってく。
しかし、ある日、彼女は酔ったまま運転して死んでしまう。
それを受けて、友達は理由や真相を探したり、後悔にくれる。
最終的には、彼女の存在をhonorしようとなって終わる感じ。

結局のところ、なぜAlaska は自殺だったのか、事故だったかは分からず終わるから、歩落ちしない感じも残る。
でも、ティーンが見る、現実と理想の違い、フレンドシップやロマンスの複雑さなどの、学校以外で悩み、学び、見つけてく深層心理が書かれてる感じかな。
本は、性的描写が強かったらしく、The most challenged book in the U.S. in 2015に入ってしまって、学校などに置いてはいけないことになったそうw

 

Paper Town / ペーパータウン
★★★☆☆

幼なじみのマーゴが、ある日失踪して、彼女を探しに行く話。

誰も死ななかったから星三つ笑 
マーゴを見つけるために、手がかりを探してくから、そのミステリーを解く、アドベンチャーな動きはよかった。
でも、ここまでくると、John Greenの物語のパターンがよくわかるし、飽きてくる。
Paper Alaska/ Looking for Margoとか題名にしてもいいくらい、どれも似たような感じ。
ま、どの作品もまだスマホやSNSが現代のように普及してない時代だから、少し時代遅れな感じはこれから増えるかも。



結論として、John Green は現代のティーンエイジャーの声をうまく描いてるんだと思う。
でも、有名人だからって言って、似たような内容の本を実写化しなくてもいいかな〜。

"Books are quiet and interior experinece in a very loud world"
ー 本は静かに、騒がしい世界の中での内的体験
って彼が言うように。
本は自分の考えと感情と対話できる、このテクノロジーばっかりになった世界で数少ない方法だから。

こう言う有名な本を日本語に訳せたら楽しそうだよなーなんて思ったり。
プレッシャーもすごいだろうけれど。

 

さて、今朝はEmmyのノミネーションが発表。
コメディー部門では私の好きなthe Good Lifeが入って、
コスチューム部門で私も好きだったHollywood が入っていたし、
友達がプロデューサーとしてノミネートもされていたので結果が楽しみです!

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では、また!

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