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Tokyo - U.S.

米Ph.D.受験で緊急事態。。。!

さて、アメリカの大学/大学院受験が本格的になってくる時期です。

90%くらいの受験で必要なのが、推薦状。
大学の場合だと2通くらいが通常で、
Ph.D. になると3通は必要です。

みんな、過去の教授や講師に頼んで書いてもらうのです。
昔は手書きでしたが、最近はオンラインで推薦主はレターをサブミットすることができます。
手順としては、
生徒が書いて欲しいと頼む。
基本、教授は知っている/教えた生徒であれば書いてくれる。
しかし、仲良い教授だと内容とクオリティーが良くなるので、
やはり在学中に、その教授のクラスを何回かとるか、オフィスアワーに尋ねるなどの交流は重要。

教授からOkサインが出たら、
まずはオンラインアプリケーションに教授の名前とメアドを入れて、
アプリの方から教授にメールがいくようにする。

教授はメールにあるリンクから推薦状をアップロードできる感じ。

まぁ、推薦状さえ書けてしまえば、
基本的にアップロードして簡単な評価するだけだから手間は少ないと聞きます。
そりゃあ、何十校にも書いてもらう場合は変わるけれど。

Ph.D.だと、大体みんな4ー8校くらい受験がメジャーらしく、
私は今回4つのプログラムを受験しています。

そして、第一志望(仮名 T大)はとっても早い締め切りで11/1。
大体の学校の締切は12/1、もしくは12/15。

T大はどの受験校の中でも提出物と、記入項目がとてつもなく多くて、
すっごい時間かけて準備してきました。

相談に乗ってもらっているホプキンスの学部長には
すっごくいいエッセイ(志望動機的なやつ)だから、
落ちても自信もちな!
私が審査官なら、絶対に取る!って言ってくれて。

エッセイを添削してもらった人には、
今までたくさんの受験エッセイ見てきたけれど、
これはダントツいい!って褒めてくれて。

やるだけやったから、悔いはないエッセイをアプリケーションにつけて
期日2週間前ほどに提出もしました。

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しかーーーーし、
推薦状はまだ教授たちが書いていない。

締切までに書いてもらえないと、
提出物が揃っていないということなので
審査対象にならないと書かれている。

 

なので、

とりあえず期限1週間前に3人の教授にリマインダーを送る。
2人の教授は数日以内に書いてくれる。
しかし、もう1人のDr. Gから返信が来ない。

先週末、もし10/31 (月) と11/1 (火)にも連絡取れなかったら、
書いてもらえなかったら、
T校への努力が水の泡だ。。。
って最大限に落ち込む。

 

それできた月曜日にもう一回メールするも
音沙汰なし。

そして、
11/1 (火)、締切当日。

私の頭にふっと浮かぶ、
"もしかして、教授、今何教えてる???" 
JHUのアカウントに入って今学期の授業オファーをチェック。

ドンピシャ。

ここ数年は夏も含めていつも教えていたDr. Gだけれど、
たまたま今学期はJHUで教えてなかった。
よって、
JHUアカウントのメールを見ていない可能性

でも、個人メールはわからない。

本当にそうか?って思って、過去のメールを探すと、
一回だけPh.D.の相談乗ってもらう時に、
ビジネスアカウントでメールをくれていた。

だから、そっちのアカウントに 
URGENT(緊急)ってタイトルにつけてメールを送る。

それでもって、
運よく、彼女がまたミーティングしたかったらってくれていた
Calendlyという彼女のスケジュールが見れてミーティングの予約を取れるリンクがまだ生きてるとわかる。

そしてスケジュール見てみると、
まさかまさかの11/1 の朝に一個だけ枠がある。

だめもとで、予約入れてみて、
もし彼女が私の名前を見て気づいたらいいなって。

 

そしたら、
Dr. Gが気づいたーーーーーー


私のJHUアカウント宛のメールを読んでくれて、
やはり、"こっちのアカウント滅多に見ないから、今気づいた!ごめんね、今日やる!!!”

崖っぷちに落とされそうになっていたけれど、
希望の兆しが見え始めた。
教授も携帯番号まで教えてくれて、
なんかあったらこっちにって。

この時、締切まで残り15時間ほど。
時差があるので、私は1時に寝る。
しかし、寝れない。
1時間おきに、とりあえずメールチェック。
結局寝れないから、5時に起きて教授が終わるのを待つ。

しかし、通常の就業時間であるDr. Gの17時すぎても、
T校からの推薦状が提出されたというメールがこない。

 

私は思い始める。。。

 

もしかして、
Dr. Gは推薦状を書くのやめた?
忘れた?
明日だと思った? 
私のこと実は嫌いだった?

 

彼女の時間で19時なってもこない、
電話しても電話に出ない、
あああああ、
これはもしかして終わった感じかなって思った

その時、

"もうすぐ書き終わるから、アップロードできるはず!
もうちょっと待ってね〜!”

ってテキストが返ってくる。

そしてその30分後、締切まで7時間ほどで、
Dr. Gは提出してくれました。

まさに危機一髪ってこれのこと。

SF映画とかで、人類を助ける人が最後負けそうで勝ってふぅ〜ってなってる、
恋愛映画で、病気の人が最後に魔法的に助かるって感じの
ヒロイン的感覚でした。

 

ここ数日は、
ストレスに押し潰されそうで、
毎日のように泣いていました。
悔しくて、悲しくて、無力で。

でも、自信家で物事をグイグイやってくオットに押されて、
何度もリマインダーメールを送ったり、
色々と後押ししてくれたので感謝です。

だから人間、真逆の人と釣り合うのかもしれませんね。

 

私の名前、日本語では"希望が有る”っていう意味なんです。
今までは、希望を抱くって感じで、
英語で説明するときにholding onto hope って言ってたりもしたんですが、
実際には、
When things look black, there's always a silver lining
だろうなって実感しました。

A silver liningって比喩からきた英語イディオムで希望の兆し(詳しくは)

イメージとしてはこんな感じかな。
分厚い雲の後ろには、光ってるものがある。
雲の合間から差し込む光は希望だよって。

希望を持ち続けるって案外難しい。
自分が100%の努力をしても、
自分ではどうしようもない選択肢や環境に追い込まれることだってあるから。


でも小さな兆しが、希望や活力となって自分を押してくれる。
T校にこれでフルにアプライできたとこ、
私の受験書類が審査対象になったこと、
小さな兆しです。


私が
"The universe is against me, this is like living in a hell" って
落ち込みまくってたら、
オットが、
私の好きな Rina Sawayamaの受け売りで、
"This Hell is better with you, we're burning up together"って
応援してくれました笑

 

 

他のPh.D. アプリケーションが円滑にいきますように。